約9千万人の人口の60%が30歳以下という、エネルギッシュな若者で満ち溢れる国ベトナム。
広大な大地で育った人が多いため、おおらかで人情も厚く、人懐っこくて純粋な人が多いです。
人口 | 9,170万人 (2013年度世界第12位) |
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面積 | 346,410k㎡ |
首都 | ハノイ市(人口650万人) |
気候 | 南部(ホーチミン)は常夏(乾季、雨季)平均気温は28度。北部(ハノイ)は四季がある。 |
公用語 | ベトナム語 |
民族 | キン族(86%)少数民族52 |
通貨 | ドン(1ドン=0.0055円) ※2015年2月1日 |
宗教 | 仏教(小乗仏教)80%他 |
ベトナムの首都。ホーチミン市に次ぐ同国第2の都市で、政治と文化の中心
ベトナム初の世界遺産!ベトナム最後の王朝「グエン朝」の首都として名高い古都
「東洋のプチパリ」と称された美しい街並みを多くのバイクが行き交うベトナム最大の都市
エメラルドグリーンの美しい海岸は世界遺産!
『先進国企業の製造拠点』『世界の工場』とも言われるベトナム。
現在ベトナムは15~64歳の生産年齢人口がそれ以外の人口(従属人口)より多い「人口ボーナス期」にあり、それは2040年まで続く見通しです。
この若くて豊富な労働力を背景に、経済成長率(GDP)は2000年から2007年まで7%前後の高成長で推移、2008年のリーマンショック以降も2009年以降2013年まで5~6%台の成長を維持しています。
産業別GDP構成比率でみると『世界の工場』の言葉通り、製造業が第一位。第二位が商業で第三位は農業です。
ベトナム北部はベトナム文化発祥の地と考えられており、首都ハノイは現在も文化の中心地。伝統芸能の水上人形劇は観光客にも人気です。
また中国とフランスの影響を色濃く受けたベトナム料理は米を主食としており、魚醤や塩などシンプルな味付けが多く食べやすくて美味。
世界的に有名な生春巻きや米麺「フォー」とともに、最近日本でも人気なのがフランスパンに具をはさんだベトナムのサンドイッチ「バインミー」
『カフェ』と呼ばれる濃厚なエスプレッソのベトナムコーヒーによく合います。
ベトナムは歴史上、長い期間にわたって他国の侵略と支配下に置かれました。
紀元前208年、中国・秦の始皇帝がベトナムを侵略し、その後は漢による支配が続きます。939年に呉朝が成立しやっと中国の支配から独立したもののその後内紛により王朝が次々に交代し、1257年に元(モンゴル)の侵攻を受け国家は弱体化します。1882年にはフランス軍がハノイを占領、フランスの統治下に置かれ、さらに1940年には日本軍による進駐を受けフランスと日本の二重統治状態となります。
1945年太平洋戦争が終結し、ベトナム民主共和国として独立宣言がなされます。しかし翌1946年にはインドシナ戦争が勃発し、のちのベトナム戦争へと繋がっていきました。ベトナム戦争は1975年にやっと終結し、1976年現在のベトナム社会主義共和国が成立しました。ホーチミン市は、初代ベトナム民主共和国主席であるホー・チ・ミン氏にちなんでサイゴンから改名されたものです。